4年制大学と短期大学の違い
受験生の皆さんは、最近ではほとんど4年制大学へ進学すると思います。
しかし、短期大学を考えている人もいらっしゃるかもしれません。
また、短期大学というものが4年制大学とどう違うのか分からずどちらに進めば良いか分からない人も多いのでは？
今回は、4年制大学と短期大学の違いをご紹介します！
◆短期大学は2年で卒業！
短期大学はその名のとおり、4年制大学の約半分の期間で卒業となります。
期間が短い為、授業内容も基礎的な部分が多めです。
資格取得の学科になると、一日中授業といったハードスケジュールになる可能性もあります。
2年で卒業なので短い期間で資格を取得したい人、早く就職したい人が選びます。
◆偏差値は高いの？低いの？
短期大学の試験は、その学校によってかなり異なります。
独自の試験を設けているところもあれば、センター試験で合否を判定する場合もあります。
偏差値は約50前後とされている場合が多いですが、学科により試験が大きく違うためあまり参考にはなりません。
若干、私立より公立の短期大学の偏差値が高いですが、全国平均同じと考えて良いです。
志望する短期大学のデータを確認しておきましょう！
◆男女比
短期大学は圧倒的に女性が多いです。
これは時代背景として、女性は早く就職して結婚するという流れがあった為です。
そんため、女子大学の短期大学も多いです。
分野にもよりますが、主に文系短期大学は女性の人数が圧倒的に多い印象があります。
◆就職はいいのか？
少し前の世代では、すぐに就職したい人が短期大学に進学することが多かったでしょう。
今もそう考える人は多いかもしれませんが、現在は短期大学卒として就職の募集はあまりないのが現状です。
学校によっては就職へのサポートがしっかりしている所もあります。
就職活動は4年制の大学生と同じです。
2年しか大学生活がない為、入学してからすぐに就職活動すると認識しておく必要があります。
短期大学に進む理由は、専門的な分野に進むためだと考えられがちです。
保育士や介護関係などの専門的な就職先が数多くあるため、就職のチャンスは多いです。
給与は会社によりますが、短大生は4年制大学生卒業者と別に設けられることも多いので確認しましょう。
◆4年制大卒業生と扱いは違うのか？
短期大学を卒業すると「短期大学士」という学位が与えられます。
これが就職においてあまり使われず、弱い部分といわれます。
どうしても4年制大学を卒業すると得られる「学士」を取得したい場合は、いくつか方法があります。
一つ目は短期大学によって設置されている「専攻科」でさらに2年間学ぶことです。
二つ目は、他の4年制大学へ編入して卒業するというものです。
ただし、学士を取得したから就職にかなり有利になるというわけでもないのが現時点の社会です。
専門的にやりたい職業などがあれば、その資格をとるために時間を使った方が有効です。
◆最後に
どのような事にもメリットとデメリットがあるように、短期大学にもメリットとデメリットがあります。
2年間で自分のすべきことを終わらせるので、忙しさはありますが効率的に時間を過ごせます。
大学生活をサークルや旅行などいろいろやりたい事が多い人には、若干短いかもしれませんが(^^;)
自分の目的に合った学校を選ぶようにしましょう！
いかがでしたか？
参考にしてみてください。
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